「ベジパレット」で農業の経営者視点を共有
現在、「ベジパレット」の導入を検討いただいている農業法人様のお話です。
こちらの農業法人様では、ブルーベリーの観光農園を中心に、栗やサツマイモ等の収穫体験のほか、露地野菜の市場出荷を行うなど、複数の農業事業を柱にした経営を行っています。従業員は社員2名の他に、パート社員が常時6~7名。忙しい時期には、最大で20名程度のパート社員を雇用しています。
複数の従業員、パート社員を雇う中で経営に携わる代表は、社員との間に存在する意識のズレを気にされています。特に社員における農業の経営センスを向上させるには、どうしたらよいか苦心しているとのことでした。
代表は、農作業の計画を組み立てて作業指示を出す2名の社員は、収穫・出荷の結果で得られる売上や利益について、あまり把握しておらず、どれだけ収穫して販売したら十分な儲けが出るのか分かっていないこと。また、この結果が給与に反映されることも意識していないこと。そのため、仕事の醍醐味や面白みに欠ける状態で、業務に対するモチベーションが上がらないようで心配になる時がある、などの悩みを話されました。
農業経営支援クラウドサービス「ベジパレット」では、作付毎にいくら経費が掛かり、いくら売上が作れたのか、という事実をデータを基に知ることが可能です。そのため代表からは、「『ベジパレット』を導入することによって、社員が自分達の作業の効率を振り返る機会となり、ひいては、売上・利益を効率的に生み出していく経営構造(従業員の給与アップも合わせた)作りのきっかけになるのではないか」と期待の言葉をいただきました。
私たちは、これからも「農業×IT」でデータを活用した農業経営を応援していきます。
執筆者情報
株式会社ユニリタ
アグリビジネスチーム
ユニリタのアグリビジネスチームのメンバーが執筆しています。
日々、さまざまな農家さまにお会いしてお聞きするお悩みを解決するべく、農業におけるデータ活用のノウハウや「ベジパレット」の活用法、千葉県に保有している「UNIRITAみらいファーム」での農作業の様子をお伝えしていきます。