複数の作付を同時に管理する煩雑さを解決
今年の夏からベジパレットをご利用いただいている農家さんのお話です。
「年間を通して、単一品目の露地野菜を中心に栽培しています。数日おきに種をまいて、ほぼ毎日、収穫ができるように沢山の作付を同時に行っています。一見すると、複数の野菜を生産するより単純で簡単そうに思われるかもしれませんが、実はそれぞれの作付ごとに個別に同じように苦労があります。全作付に対してひとまとめに同じ作業を行うことができれば良いのですが、成長の異なる作物ごとに間引きや追肥などの作業、定植からの経過日数に合わせた薬剤散布が必要になるのは変わらないからです。
また、作付の数が多い分、作業の記録を細かくつけておかないと、どの作付に何の作業をしたのか混同してしまいます。特に農薬散布では、『あちらの作付には、この農薬は散布済みだが、こちらの作付には未散布であった』など、現場で混同する訳に行かないため、作業の記録が欠かせません。しかし、メモ帳やノートによる記載では限界を感じていました。」
ベジパレットでは、作付ごとに作業の記録を管理できるので、作付が複数あっても、当該作付に関する情報のみを閲覧できて助かっているとのお言葉を頂きました。また、出荷時に作付ひとつひとつ毎に準備が必要な栽培履歴簿についても、記載情報となる肥料の投入量や農薬の散布履歴、定植日や収穫開始日などの情報を、ベジパレット上の作業記録として整理できるので、提出用の栽培履歴簿の用紙に写す際にも役立っているとのお話がありました。
私たちは、これからも「農業×IT」でデータを活用した農業経営を応援していきます。
執筆者情報
株式会社ユニリタ
アグリビジネスチーム
ユニリタのアグリビジネスチームのメンバーが執筆しています。
日々、さまざまな農家さまにお会いしてお聞きするお悩みを解決するべく、農業におけるデータ活用のノウハウや「ベジパレット」の活用法、千葉県に保有している「UNIRITAみらいファーム」での農作業の様子をお伝えしていきます。
